「雪の華」という映画は映画館で観ましたが、もう一度観たかったのでレンタルDVDで観ました。
そうしたら、え!?こんなに面白くて切なくてウルウル来ちゃう映画だったっけ?と思いました。
この映画は前半がコメディタッチで後半が切ない映画です。
悠輔(登坂広臣)と美雪(中条あやみ)の恋愛映画ですが二人とも純情なので微笑ましいです。
そして悠輔の妹はお兄ちゃんに彼女ができたので焼きもちを焼きます。
悠輔は家に美雪を連れて来て弟と妹に紹介しますが、妹はぶっきらぼうな態度を取ります。
すると美雪は底抜けに明るく「あぁ〜お兄ちゃんに彼女ができたんでムカついてるんでしょ!すご〜い!少女漫画みたい!♪」と言うと妹は、お兄ちゃんの彼女面白い!ということで、すっかり打ち解けて仲良くなってしまいます。
ここんところが、まさにコメディで笑えます。
美雪は病気で余命1年です。
でもこの映画は美雪が死ぬ場面までやりません。
やったら悲し過ぎます。
やらないで正解です。
ネットを見るとこの映画は賛否両論で感動した泣けるという意見と酷い映画だという意見があります。
この映画で感動した泣けると言う人はピュアな人で酷い映画だと思う人はひねくれ者だと思います。
たしかに美雪が何の病気なのか具体的に描かれていないし症状も呼吸が苦しくなったり心臓が苦しくなったり曖昧です。
しかし僕は、この映画はフィンランドとオーロラの美しさとともに美しい純愛を描くために、そういった部分はあえて省略して詩的な映画にしているのだと思うことにしました。
そしてこの映画は中島美嘉の「雪の華」という歌を映画化したものです。
まさに曲のイメージとピッタリです。