先日、グランドシネマサンシャイン池袋で映画「かくしごと」を観て認知症の役を演じた名優・奥田瑛二さん演技力が凄まじくて感銘を受けました。
上の写真は現在の奥田瑛二さん74歳で下の写真はこの映画で認知症の役を演じているところです。
ご覧のようにその表情がかなりヤバいです。
頑固で乱暴な認知症の父親でその娘を演じたのが杏さんです。
僕が一番好きな女優さんなんだけど彼女の演技も素晴らしかったです。
そして映画の後半で父親が座敷でウンコを漏らしてしまい娘が風呂場へ連れて行って後からお尻にホースで水をぶっかけて洗うんだけど、頑固で反抗的な父親が後向きのまま情けない声で「すいません、すいません」と謝り、娘が洗いながら泣き出すシーンあるんだけど、僕もこのシーンで泣きそうになってしまいました。
ちなみにこの映画は認知症の父親と娘というのが主要テーマなのではなく、その娘が虐待されていて記憶を失った子供を引き取って自分が母親だと偽り、母親父親と息子の3人で暮らしてゆく交流が描かれているんだけど、やはりやっていることは誘拐になってしまうわけで、最後はサスペンスな展開になりますがこれ以上書くとネタバレになるのでこのくらいにしておきます。