おむぅの日記

主に今日の出来事、フィギュアやドールのこと、映画の感想、ひとり日帰り小旅行などを綴ります。そして時折知ったかぶりもコキます。

ゴッホの「ひまわり」をはじめとする名画というものについて

今日はSONPO美術館で「ゴッホ静物画展」を観て来ました。

ゴッホの代表作といえば、なんといってもかの有名な「ひまわり」(写真上)です。

この作品を観てみなさんはどう思いますか?

大人に訊くとみなさん口を揃えて、素晴らしいとか美しいとか言います。

ところが子供に訊くとみんな、元気がないとか枯れてるとか言います。

たしかによく観るとその通りです。

大人はこの絵を観てゴッホの名画なのだから素晴らしいとか美しいとか思わなければいけないと思ってしまうのでそう答えるのです。

ところが子供はそういう先入観がないので観て感じたままを正直に答えるのです。

でもこの絵の枯れた感じは風情があって退廃的ですよね。

子供はまだそういった良さはわからないのです。

この絵は1987年に安田火災海上保険(現・損保ジャパン日本興亜)が約53億円で落札したものです。

そしてSONPO美術館に常設されていて、アジアで唯一ゴッホの「ひまわり」が鑑賞できる美術館として有名です。

そして安田火災海上保険は89年にセザンヌの「リンゴとナプキン」(写真下)を23億円で購入しています。

当時はバブルの時代で日本の企業が世界の名画を買い漁っていました。

88年に三越ピカソの「軽業師と若い道化師」(写真下)を50億円で購入しています。

そして90年に大昭和製紙(現・日本製紙)の社長がゴッホの「医師ガシェの肖像」(写真下)

ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(写真下)

を合わせて244億円で購入して、俺が死んだら棺桶にこの2つの絵を入れてくれと言って顰蹙を買いました。

こんなことを言う社長は絵を観る目と名画に対するリスペクトの気持ちがないバカであり単なる金の亡者です。

僕は絵画を買いたいかと訊かれたら名画の複製画は単なるコピーであり芸術ではないのでタダでも要りません。

自分の好みの絵や気に入った絵で有名な画家が描いたものならほしいですが、基本的には僕も素人ですが絵描きなので、やはり自分の部屋には自分で描いた絵を飾りたいです。