おむぅの日記

主に今日の出来事、フィギュアやドールのこと、映画の感想、ひとり日帰り小旅行などを綴ります。そして時折知ったかぶりもコキます。

マイ・ブロークン・マリコ

今日から映画「マイ・ブロークン・マリコ」のレンタル開始なので、早速借りて観ました。

あの可愛い永野芽郁ちゃんが退廃的で屈折したカッコいい女を演じていました。

シイノ(永野芽郁)は食堂のテレビのニュースで親友のマリコ奈緒)が自殺したことを知ります。

シイノがマリコのアパートへ行くと管理人に遺体は実家へ戻ったことを知らされます。

マリコは父親に虐待されていました。

シイノはマリコがそんな父親のもとへ戻されたことが許せず、マリコの遺骨を強奪して彼女を救うために包丁を持って彼女の実家のマンションへ行き、彼女の父親に包丁を突きつけて叫びます。

実は僕はこの映画は映画館で観たのです。

そしてこのシーンの永野芽郁ちゃんの激しい演技が印象に残り、またこのシーンが見たくて今回このDVDを借りたのです。

そしてシイノは遺骨を奪ってマンションのベランダから飛び降ります。

そしてマリコが昔行きたいと言っていた岬へ向かいます。

そして度々、幻覚のように精神の壊れたマリコが現れます。

壊れたマリコの笑顔は、ちょっと怖いです。

回想シーンで、マリコはシイノの目の前でカッターで手首を切り

「シーちゃんがあたしを嫌いになったらあたしは死んでやる!」と叫びます。

シイノとマリコは女学生の頃から親友で共依存していてお互いに壊れていたのです。

暗く苦しくシリアスな映画ですがロードムービーになっていて、僕は身につまされることなく鑑賞できました。

そしてシイノは旅から帰って自宅のマンションへ戻ると、ドアのところにマリコの実家で脱ぎ捨てた靴とマリコの最後の手紙が入った袋が掛けてありました。

シイノはその手紙を読んで微笑みます。

何が書いてあるかは、この映画を観ている人には分かりませんが、ラストシーンでちょっと救われます。