富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみで「橋爪功・夜の朗読」を鑑賞しました。
演目は井上ひさしの「あくる朝の蝉」と梅崎春生の「チョウチンアンコウについて」で出演と演出ともに橋爪功さんで公演時間は75分でした。
日本演劇界屈指の名優であり、語りの名手として名高い橋爪功さんは現在82歳で味のある優しそうなおじいちゃんでした。
「あくる朝の蝉」はよくわかりませんでしたが「チョウチンアンコウについて」はユーモアに満ちていて面白かったです。
どういう話かというと、チョウチンアンコウという魚はオスのほうがメスよりうんと小さくてオスがメスに口で吸いついてひとつになってしまい、やがて目がなくなり、次に脳がなくなり、最終的に精巣だけにり、メスが卵を生むとオスが精子を卵にかけるというわけです。
この演目の橋爪さんの喋り方は勢いがあって味のある大学教授って感じで面白かったですが。ただ15分位で終わってしまったので、ちょっと残念でした。
これからも長生きして味のあるいい演技を続けてほしいですね。